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句読点研究会
第4回例会ご案内
2001年7月
句読点研究会
世話人=郡淳一郎、田中栞、前田年昭
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和文組版,とりわけ縦組みの組版では版面をまもることが決定的な意味をもちます。組版はコンピュータ処理とむすびつくことによっていま,調整のための演算が容易になり,文字と文字との詰めや延ばしも自由にできるようになり,ここから組版ルールの再検討の必要性が,切実で焦眉の課題としてうかびあがってきます。ベタ組の吟味や,句読点のうしろのアキを調整につかわないで読みやすい版面を追求するために,いっそう和文組版のロジック,とりわけ約物処理の方法を考えていくことが求められています。今回,報告をお願いした藤田眞作さん(京都工芸繊維大学工芸学部教授)は,句読点を「字幅ゼロの箱」とする視点の導入からこの課題に取り組んでおられます。共に考えてみたいと思います。〈企画担当・前田〉
※TeXはDonald E. Knuthが作った組版システム,LaTeXはLeslie LamportがTEXの上に構築した文書処理システムです。いずれもフリーソフトで,WindowsやMacintoshやUNIX(LinuxやBSDも含む)などほとんどのコンピュータで使えます。
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| 縦組にとっての句読点――TeX組版からの見方 |
出版人が日本語組版を語る場合,通常は,写真植字(とくに電算写植)とDTPとの対比がおこなわれてきた。TeXによる組版は,議論の埒外にあり,同じ土俵で語られることはほとんどなかった。
「(TeXの)英文の組版は実に見事なものであるが,和欧文混植になると不体裁な部分が出るのは残念である」なる論評(野村保惠,「〈電算植字〉本づくり入門」,日本エディタースクール出版部,1995年,p.227)や,「少なくとも欧文ではこの(TeXの)アルゴリズムはうまくいっているようです。和文ではどうかは,筆者は充分な実験をする時間がありませんでしたが,うまくいくケースもあることは確認できました」という論評(PREMedia, Part 15,2001年6月,p.68)に代表されるように,ことTeXに関しては充分な調査のないまま,不確かな情報(多くはネガティブな伝聞情報)が流布していたのが実状である。
筆者は,ここ数年,TeXを日本語組版とくに縦組組版に応用するために,種々の検討をおこなっており,その検討結果を,「LaTeX本づくりの八衢(やちまた)」(アジソンウエスレイ,1996年),「続LaTeX2e階梯・縦組編」(アジソンウエスレイ,1998年),および「pLaTeX2e入門・縦横文書術」(ピアソンエデュケーション,2000年)として刊行している。これらの著書では,ノウハウに属する項目だけでなく,組版の本質に触れる考察もおこなっている。なかでも,句読点などの約物の組版については,多くの例をあげて説明している。
今回の報告では,句読点のぶら下げ,ルビ(ふりがな),傍点,注番号,訓点文における送りがななど,本文文字以外の項目をTEX組版の立場から詳しく説明する。TeXのプログラミング言語としての側面を強調するなかで,「幅あるいは高さ0ptの箱」というTEXの考え方が,キーポイントであることを述べる。これらの検討結果を通じて,版面の上下・左右をまもることの意味を考察したい。〈藤田〉
講師略歴 藤田眞作(ふじた しんさく)
1944年福岡県生まれ。京都大学大学院工学研究科・修士課程終了,現在京都工芸繊維大学工芸学部物質工学科教授。専攻は有機合成化学,化学情報学,数理有機化学。
| と き | 2001年8月19日(日)午後1時から5時まで |
| ところ | 小石川後楽園「涵徳亭」(飯田橋駅東口下車徒歩8分,地下鉄大江戸線飯田橋駅後楽園口下車徒歩4分,「句読点研究会」で予約,庭園入場料は「涵徳亭」利用と名乗れば無料)
地図をご希望の方は参加申し込みのときにその旨,お書き添えください。 |
| 会 費 | ひとり2000円 |
なお,整理の都合上常連の方も必ずお名前を,初めての方はお名前とメールアドレス・ファクシミリ番号およびさしつかえなければご職業を書き添えて,ファクシミリかメールで参加をお申し込みください。
句読点研究会
世話人:郡淳一郎/田中栞/前田年昭
連絡先:ファクシミリ 03‐5229‐8047
メールアドレス tmaeda@linelabo.com
ウェブページ http://www.linelabo.com/kutouten.htm
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句読点研究会連絡係・前田年昭
[E-mail] tmaeda@linelabo.com
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