2003-09-03家辺勝文さん連載「欧文組版を考える」第1回 “EU公文書ルール”に見る多様性と統一を補訂。関連:『PREMedia Part 20』(印刷出版研究所)に同氏「フランス語・ドイツ語の組み方」、【日本で作られている編集・校正マニュアルは、和文組版のルールの他に欧文組版のルールについても触れるのが通例になっています。また和文組版には、和欧混植という組み方もあり、和文に対立する欧文という概念と用語法が定着しています。しかし、そうしたマニュアルに記述されている欧文組版のルールを一読すればすぐわかるように、それは「オックスフォード・ルール」や「シカゴ・ルール」を参照しつつ書かれた「英文」組版のルールであり、必ずしもその他のヨーロッパ諸語の組版にそのまま適用できるものではありません。少し丁寧なマニュアルになると、英文組版のルールを概略記述した上で、フランス語・ドイツ語などの組み方に見られる特異点を注記しているものもあります。しかし、これでは、欧文組版のルールとは、一般的に英文組版を基本として、その他の言語については差異のある点にだけ注意すればいいかのような印象を与えてしまうでしょう。私はフランス語の学術論文の編集に長年携わってきましたが、このような「欧文」観は全く現実離れしていると思います。】→。(09-19 編集人から、09-28補記)