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2002年 石原慎太郎と編集主幹・福田和也との対談 【福田 のっけから不謹慎なんですけどね、石原さんに怒られるかもしれませんけど、不審船の撃沈は、痛快でした。〔……〕立派なのは、とにかく「戦闘行為」をやって、「敵」を殺したということです。〔……〕私は、自分でも書きましたけれど、アフガニスタンに自衛隊が派遣されたならば、何とか交戦をして、一人でも敵を殺してきてほしいと思っていたのですが、はからずも海上保安庁が「手柄」を立てた、と。〔……〕軍が軍としての手柄を立てたのは、よろこばしいなあ、と思っています。〔……〕 石原 いったい政治家も役人も、この国を本当に想っているのだろうか。いや、国民すらもどうなのかね。私はどうも、ごく限られた人間たちだけが拳を握り締めているような気がしてならないのだけれど…。 福田 石原さんが感じておられる歯がゆさはよく分かります。さきに“痛快”といった北朝鮮の工作船撃沈にしても、実はそれは国家としては当たり前の行為であって、それを“痛快”といわなければならないところが、まさに戦後日本の貧しさ、退廃を示している。何もアメリカみたいに、たくさんの人を殺すほど「立派」な国になれとはいいませんが、五十年以上、一人の「敵」も殺していない国なんて、国じゃないでしょう。〔……〕小泉さんも、ケガをした保安官の見舞いに直接行っていれば、株があがったんですけどね。オペラなんていくんだったら(笑)。 石原 むしろ大きな被害が出たほうが、政治家も役人も、無責任なマスコミも少しは覚醒してよかったといったら暴言になるだろうか。〔……〕今回のテロ事件だけでなく、米のテロ事件、彼らは「新たな戦争」と定義したけれど、それらに向き合ったとき、新法を構えて対処するのは当たり前のことだし、それを行き過ぎだとか危険だとかいう手合いの無責任、非責任な態度は批判されるよりない。じゃあいったい彼らの代案、提案とは何なんだ。ただ「話し合いで」「穏便に」「平和裡に」と感傷的なお題目を唱えているだけじゃないの。そういってる間にまた、新しい日本人が誘拐されて姿を消していくんだ。〔……〕 福田 〔……〕今、小泉さんを見ていると、人気はあるけれど権力の行使はしていない。バンク・ホリデーでも、銀行の強制的国有化でも、すべてが権力の顕在的行使ですが、そういうことは一切しない。だから掛け声だけは大きいけれど、事はなかなか進まないし、いつも本質を素通りしてしまう。 石原 なるほど。小泉総理はたしかに権力の行使ということを意識していない。支持率の高さが政治の実効力〔ママ〕に結びつかないのはそのせいだろうね。】。 表題「石原知事インタビュー 東京の治安を考える 「本当に危機感もたねば」」 (聞き手は編集局次長兼社会部長・笠原文夫) 外国人犯罪 存在感増すマフィア 【〔…〕もちろん日本人も犯罪は起こすし暴力団もあるわけだけど、今まで日本人がしないような犯罪が増えてきた。さらに外国人と既存の犯罪者が結びつくことで、犯罪そのものの質が悪くなったり、凶悪になったり、数も増えたわけです〔……〕僕は蛇頭が近い将来東京を本拠地にした広域的暴力団になる可能性があると思う。そのうち日本ではカジノが合法化されるでしょうが、蛇頭と日本のと組んで米国ラスベガスのマフィアのようになるかもしれない〔……〕ラスベガスなんかはマフィアが仕切っているから逆に治安がいいんですね。犯罪者が治安維持のためにマフィアに殺されてしまうから。米国では大統領選挙すらも左右するわけでしょう。ケネディ(元大統領)なんかも力を借りていた。日本に外国人の犯罪組織ができると政治がそれに振り回される可能性も出てくる〔……〕僕の周りに被害者が案外多くてね。知人の家で数千万盗まれたんだけど、奥さんが着ているパジャマかネグリジェかを縦に裂いて、それで手足を実に巧妙に縛った。これは中国人の犯罪者の常套手段。〔……〕手口は滅茶苦茶。宝石店に入るときも、警報機を外してといった方法じゃなく、盗んできたブルドーザーで正面から突入し、手当たり次第盗んでいく。警報機が鳴って警備会社が来ても、青龍刀を『アイヤー』って振りかざされたら、警備員も逃げちゃうよね。警察が来るころにはもういないのですよ〔……〕大前提としては不法入国する外国人には正規の就労は難しいから、必然、犯罪要員になってしまう。まず入国管理をきちっとしないとね。〔……〕外国人を日本で働かせないという規制を講じていても、どうせ無理やり入ってくる〔……〕日本の海岸線は複雑なので、地元の人間が協力すれば簡単に入国できるんですよ。本当に国が危機感持ってくれないと、かなり危ないよこの国は】 留置場構想 国の怠慢を肩代わり 【留置場が足りないから、よほどの凶悪犯罪じゃないと、特に外国人では見逃しちゃう傾向が出てきている。取り調べをすると、通訳にすごいお金がかかる。変な弁護士たちがいて、外国人だと肩入れするんだね。『日本の刑法では、黙秘権がありますよ』なんてね。黙っている間だって通訳をつけるわけだから。また、聞いた話だけど、取り調べでもインド人なら牛肉、イスラム教徒なら豚肉が食べられないというから手間ひまがかかって仕方ない。『おまえら飯を食うな』とでも言おうものなら、すぐに人権派が出てくる。わけがわからないって言っていましたよ〔……原宿の留置場構想ですが、周辺住民から反対の声もあるようです、との問いに〕網走番外地を造るわけじゃないし、腰縄付けた人がぞろぞろ引き回されるわけじゃない。カジノの話にしても、バクチ、ギャンブルというと身ぐるみはがされるようなイメージで言う。情報が情報になっていないし、人間なんてもともと保守的だから、一寸厄介なものだとやろうとしない。とにかく国の怠慢です。〔……日本も実はオウム真理教事件ではテロ被害の先進国なんですよね、と水をむけられて〕そう。化学兵器で襲われた日本が、その後どういう対処をしてどういう態勢を敷いたかを米国の人からしきりに聞かれる。でも佐々(淳行)さんと顔を見合わせて、オウム事件の後、日本でやったのは慰霊祭と裁判だけであとは何もやっていないって(笑い)。日本人は、あれは異常な宗教犯罪くらいに思っているけど、彼らは革命起こすつもりでやった。それを日本人は平和ボケで理解できない。〔……〕米国のチョムスキーというMITの言語学者はよく政府批判をするけど、彼が言う通り米国は世界最大のテロ国家ですな、米国がことさら麻原(彰晃被告)に強い関心を持つのは米国ならではのことで、敏感なんだね】 危機管理 首都圏版FEMAを 【米国の多発テロの前にオウムのああいう事件があるのに、日本はそれを防止したり被害を軽減する組織的な態勢を取っているかというと、今度の省庁統廃合でもっとそれがやりにくくなった。〔……〕危機管理にしても総理が米国のFEMA(連邦緊急事態管理庁)みたいな組織を作ってしまえばいいのに。だから首都圏ではやりますよ。それから昨年七月に図上の防災訓練をやったんですが、区長や市長と連絡しあって、地域の責任者が判断するための情報の送信受信のあり方など、ものすごく参考になった〔…〕とにかく首都圏ではFEMAを早急に立ち上げる。東京だけの問題ではないから、首都圏で。でも本当は国がやらなきゃ仕方ないんだよね〔…〕ニューヨークみたいにどうしようもないところまで来ないと、ジュリアーニ市長のような政策(警察官増員)は出てこないかもしれない。警察官一人あたりが抱える人口を見ると、東京でも警察官の人数は外国に比べると半分くらいしかない。警察官の絶対量は少ない。だからFEMAを作ったら、警察の遊軍というか首都圏の機動部隊のようなものを作って、広域行政の一つとして県境をまたいで飛び回って捜査もする、治安の手当てもするようなことをしないとまずいと思う。特殊部隊のようなものを作らなくてはいけないと思っている】 2001年 表題「インタビュー 『石原慎太郎都知事吠える! 東京で、日本で、世界で、いま、何が起きているのか』 URL:http://comcom.jca.apc.org/gounotori/bougen/b_index.html 【――人類が滅亡に向かって急いでいるということを認めるのはちょっとつらいですね。 「これは僕がいってるんじゃなくて、松井孝典がいってるんだけど、“文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババア”なんだそうだ。“女性が生殖能力を失っても生きてるってのは、無駄で罪です”って。男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を産む力はない。そんな人間が、きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって……。なるほどとは思うけど、政治家としてはいえないわね(笑い)。/まあ、半分は正鵠を射て、半分はブラックユーモアみたいなものだけど、そういう文明ってのは、惑星をあっという間に消滅させてしまうんだよね。/何十年か前にビッグバンで生命体が発生し、農耕を始めたのが1万年前。そして今、われわれは美しくも、最後の輝きを見せる地球に生きているんです」〔……〕 「僕の一番下の子供で画家なんで、ニューヨークに行ったり来たりして、結婚してないのがいるんだ。そいつが“ニューヨークにいると、ニューヨークの男が結婚しないわけがわかるなあ。みんなホモになるの、よくわかるよ”っていう。/それで、わけを聞いたら、ニューヨークの女でちょっとできるやつは、気のきいた男に会うと、名刺を交換するようにすぐ寝るっていうんだね。そして、相手を試してダメなら、別れて次を探す。/また、変にアタマでっかちになてるやつもいて、そういう女に、勝手に男としての肉体的能力を比較されるのはかなわないってのもいる。互いの理解のために自分の本質的なものを感性で伝えるには女に対してよりも男の方がずっと伝えやすいって、結局男同士で結びついちゃうんだな。レズはそれほどでもないけど、それでホモが増えちゃった。」〔……〕】。 表題「石原都知事: 失望感あらわに 首相の靖国参拝前倒し」 URL:http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200108/17/20010818k0000m040039001c.html 【東京都の石原慎太郎知事は17日の会見で、小泉純一郎首相が靖国神社への参拝を13日に前倒ししたことについて、「(国民の)期待感は薄れたでしょうね。象徴的な出来事ですから」「来年は8月15日にお参りしたほうがいいんじゃないの。(政権が)続いていれば」などと述べ、失望感をあらわにした。/石原知事は「(太平洋戦争開戦日の)12月8日にお参りするなら問題があるが、8月15日は敗戦記念日。戦争を反省して過ちを繰り返すまいとほぞを固めるためのいい機会。共産党が独裁している国の言い分をそのまま聞く必要はない。いずれにしろ残念だった」などと語った。/小泉首相が進める構造改革への影響を問われた石原知事は「日本人というのは足を引っ張るのが好きだから。純ちゃんもこんなことにへこたれずにやったらいい」とエールを送りながら、「『こんなこと』と言うには大きな問題だと思いますけどね」と話した。】。 表題「石原慎太郎『総理大臣計画』の極秘文書をスッパ抜く!」 【…本誌は一通の極秘文書を入手した。A4判の用紙3枚にまとめられた文書は、「石原慎太郎首相実現構想」と名付けられている。/内容はきわめて具体的だ。/(1)基本戦略(2)参院選に向けての方針(3)説明(構想の狙い)(4)参院選までの行動計画−が、詳細に述べられている。……この文書によれば、石原首相実現への「基本戦略」は3段階だ。 (1)参院選は、石原首相の実現を待望する国民の、いわゆる勝手連的組織として「石原慎太郎氏を総理大臣にする国民連合」を立ち上げて、確認団体として原則的に比例区を中心に戦う。 (2)参院選後に、石原慎太郎氏を総裁に迎え、「国民連合」もしくは「自由国民連合」と改称して、政党として旗揚げをする。(石原新党結成) (3)次期総選挙を、「石原慎太郎総理大臣を国民の手で実現しよう」をスローガンに掲げて戦い、議院内閣制のもとでの実質的な「首相公選」を演出する。 今年7月の参院選比例区で名乗り→石原新党結成→次期総選挙勝利という、ホップ、ステップ、ジャンプで石原首相を誕生させようという戦略である。】 【…さらに、次期総選挙での石原首相実現に向けた運動の意義をこう分析する。/〈衆院選は、その「国民政党」が、国民が最も望んでいる石原首相を国民の手で実現しようと訴えるのであるが、それは二つの大きな意義がある。一つは石原氏の強いリーダーシップに期待する国民的危機感の現れであり、二つは実質的に国民が直接「総理大臣は石原氏に」と意思表示できるということである。これは国民の政治参加意識をいやがうえにも高める効果が期待される極めて有効な戦略と思われる〉】 2000年 表題「反戦エッセイ/オリンピックは、どのように悪用されているか」(井上澄夫) URL:http://www1.jca.apc.org/aml/200010/19223.html 【……ところで、9月16日付『サンケイスポーツ』に、「〈シドニー五輪〉慎太郎知事猛ゲキ『勝って来い!』」というインタビュー記事が載っている。その発言をいくつか引用する。 ●オリンピックに行って惨敗しても勝たなくていいんだ、私は楽しんできたっていう奴がいて、これはたわけた話でね、テメエの金でオリンピックに行ったわけじゃないんだ。みんなが税金で支えてるんだから。/そういう選手の心構えを許したコーチとか監督が許せないね。 ●東京オリンピックというのは僕にとって戦後復興の象徴の一つだった。あのとき、最後にマラソンを観戦したが、圧倒的強さで(エチオピアの)アベベが一番で入ってくるわけ。それで2位がどこにいるか。最後のカメラが円谷(幸吉、つぶらや・こうきち)をとらえるんだね。円谷2位だ。/ところがそのあと3位のヒートリー(英国)が来た。(ヒートリーに最後に抜かれて)4位にも詰められて、危うく3位になったんだけど、そのあと彼、自殺するわけでしょう。/なにしろ、彼は自衛官ですからね。最後までまわりに思い遣って、自衛隊に迷惑かけないように、彼は最後まで独りで走ったと言えるね。/4年後のオリンピックで期待されてね、それが自分にはまったく無理だということを誰でもない彼自身がわかるわけだから、その責任を取って死んで行く。非常に美しい、やっぱり武士道だと思ったね。ああいう日本人というのはだんだんいなくなっちゃった。 ●私は勝負しに行ったんじゃない。楽しみに行ってきましたというバカがいるが、とくに女に多い。言語道断だよ。/そんなものは国家の代表じゃねえよ。だったらテメエの金で行きゃいいんだ。 相変わらずヤクザまがいの口調でブチまくっているが、非論理性もいつも通りである。このインタビューの最後で、石原は「選手たちへのエール」として「やっぱり自分の人生だからね、自分の意のままに、気ままに、まっしぐらに生きたらいい」とのべているが、それなら「楽しみに行ってきました」と言うことを責めるのは間違っている。そのようにスポーツを楽しむことは、言語道断でも何でもないはずだ。選手たちは「国家の代表」だから、惨敗したら、円谷選手のように責任をとって自殺するのが美しいなどと脅迫めいた暴論を、吐くべきではない。】 表題「暴走都知事の「戦車偏愛症」を考える」(井上澄夫) URL:http://www1.jca.apc.org/aml/200008/18790.html 【9月1日号『週刊朝日』に、「都知事・慎太郎が銀座に戦車を走らせる?」と題する記事が掲載されている。9月3日に予定されている「ビッグレスキュー東京2000〜首都を救え〜」(東京都総合防災訓練)の際、石原都知事が〈とにかく〉銀座に戦車を走らせたくてたまらず、ずいぶん奔走したというハナシである。 ……戦車はもともと大変重いものである。大地震が突如発生したとして、その重い戦車をどうやって被災地まで運ぶのか。普通の道路を戦車が集団で走れば、道がギタギタにこわれてしまうだろう。…しかもこれは、とりあえず「災害派遣」の話であるから、そもそも被災地の道路は寸断されているはずだ。戦車がいくら妨害物を乗り越える力を持っているとしても、目的の被災地に着くまでに要する時間は、半端なものではあるまい。……かりに戦車群が迅速に銀座に到着できたとして、そもそも「戦車は銀座で何をするのか」。石原氏は「地震で歩道橋やなんかが落っこったら、戦車でなければ越えられない」と語っているが(99年12月号『新潮45』)、そのような場合必要なのは、戦車ではなく、練度の高い消防レスキュー隊であろう。で、再び繰り返そう、「戦車は銀座で何をするのか」。誰かに向けて砲門を開くのか。災害救助だからそんなことはしないというなら、ハイ、石原さん、答えてごらんなさい、「戦車は銀座で何をするのか」。 「ビッグレスキュー」では、実際には、どうやら戦車は登場しないらしい。しかし銀座には装甲車が出てきて、道路の障害物を除去するという。9月3日には、銀座の中央通りは封鎖されることになっているから、石原氏の「戦車とか装甲車で街を封鎖する」という“夢”は、一部実現するのである。だが、道路の障害物の除去には、日頃訓練を積んでいる消防署員や、ビル・家屋の解体などの専門職の人々が最も適しているだろう。なぜ装甲車でなければならないのか。 ここで十分な考察に値するのは、石原都知事と防衛庁それぞれが使用する言葉の違いである。……装甲車といえば、ひたすら戦争の臭い、軍事色が濃くなり、装甲ドーザーといえば、いかにも自衛隊が「災害派遣される」というニュアンスが強くなる。もっとも、衣の下に、文字通り鎧(よろい)がはみ出ている。道路の障害物を取り除くのに、なんで装甲が必要なのであるか。これはハイ、元北方総監で石原都知事の軍事顧問(都参与)の志方俊之(しかた・としゆき)さんか、防衛庁制服組トップ、統合幕僚会議議長の藤縄祐璽(ふじなわ・ゆうじ)さん、答えてみなさい。 いや、話が少々本論からそれた。つまり、一口にいえば、石原知事は、できるだけ軍事演習色の強い訓練であることを強調したいのだが、防衛庁は大規模な出動の実績をしっかり残すことが目的で、出動の大義として、「災害派遣」の看板を大いに目立たせたいのである。…… 先述の『週刊朝日』は、今年4月の会見(都庁での定例記者会見であろうか)での発言として、石原氏の「軍としての発動を提示すれば(暴動の)抑止力になると思うし、市民の信頼感も醸し出されると思う」という発言を紹介している。これは、彼の4月9日の陸上自衛隊第一師団を前にした発言と軌を一にし、昨年8月号『VOICE』での「合同大救済演習は、北朝鮮(ママ)とか中国に対する威圧にもなる。やるときは日本はすごいことをやるなっていう」という発言とも符合する。 防災訓練であるはずの「ビッグレスキュー」における「相手」は、石原知事にとっては、実は災害ではない。「相手」は、在日韓国・朝鮮人を初めとする外国人であり、彼らと「内通する」日本人であり、はたまた朝鮮民主主義人民共和国や中国なのだ。だからこそ、彼は戦車にこだわるのであるが、そのこだわりにおいては、戦車は間違いなく砲門を開く。 8月18日に公表された「ビッグレスキュー東京2000の実施細目について」には、「自衛隊の総合的な機動力を大規模に展開して、都民が安心感を抱くことのできる訓練を実施する」とある。7100人の自衛隊の大展開が「市民の信頼感を醸し出す」という石原都知事の思い込みは、「ビッグレスキュー」反対運動の盛り上がりによって、打ち砕くしかあるまい。 彼の「戦車偏愛症」は、彼の幼児性の発露であろうが、彼にとってそれは「憂国の情の奔出」であろう。したがって、はた目にいかに奇妙にみえようと、彼は自らの「戦車偏愛症」をむしろ誇りとし、今後もそれにこだわりつづけるだろう。「今年がダメなら、来年があるさ」。「戦車偏愛症」はまた、軍事力を崇拝する「好戦病」をその根っことし、その「好戦病」は民族排外主義と一体である。 暴走都知事の「戦車偏愛症」は、8月15日の彼の靖国神社参拝が大いに支持されたように、多くの支持者、ファンを持つ。その事実をはっきり見据えて、「ビッグレスキュー」の危険性をわかりやすく暴露し、それを中止に追い込もう。】 表題「慎太郎、知事として靖国公式参拝表明――『日本は迷妄から覚めるべき』」 URL:http://www.zakzak.co.jp/top/top0812_3_03.html 【石原慎太郎知事=写真=は11日の定例記者会見で、15日の終戦記念日に、都知事として靖国神社に公式参拝する考えを明らかにした。知事就任後、終戦記念日の公式参拝はしていなかった。/記者団から靖国神社への参拝の有無を問われた石原知事は、「自らの判断で、東京都知事、石原として参拝をいたします」と述べ、東京都文京区内で開催される都の戦没者追悼式に参列後、参拝する考えを示した。神社の遺族関係者から勧められたといい、「遺族の方や英霊が喜んでくれるなら、喜んで参ります」/また、「私の親せきとか女房のおやじが、みんなあそこにいるんですよ」と、親族が英霊として祭られているとしたうえで、「何であそこに行っちゃいけないの、公人として。そろそろそういう訳のわからない迷妄から覚めたほうがいいんじゃないの、日本全体が」と言い切った。】 表題「慎太郎また仰天構想『松下村塾作るゾ!』――“平成の志士”を世に?」 URL:http://www.zakzak.co.jp/top/top0624_3_01.html 【東京都の石原慎太郎知事がまた壮大なプランを打ち出した。理想の教育者を育てるため、幕末の志士・吉田松陰が教えた松下村塾をモデルとする「教育者大学」を創設する構想を明らかにしたのだ。政策論での盛り上がりに欠ける総選挙を尻目に、「東京から日本を変える」という持論の石原知事。ついに自ら“平成の志士”を送り出すつもりになったのか!?/西鉄高速バスジャック事件や名古屋市の5000万円恐喝事件など、少年犯罪の凶悪化、低年齢化には目を覆うばかり。今回の総選挙でも、各政党は独自の教育改革案を打ち出しているが、正直いってイマイチ。それに対し、石原構想は12日、「東京の問題を考える懇談会」の終了後に披露された。/「教育を通じて新しい人材が開拓されればいい。松下村塾まではいかないが、非常に限られた数で、熱心な能力のある理想的な先生を輩出する教育者の大学を作りたい。現在、求められている教育者像は本当の教育者である教員、先生。そのイメージをつかみ直すことで学校のあり方も変わってくると思う」/……ある都庁関係者はいう。/「昨年の都知事選で、知事が『一番反応が強い』と感じたのは、焦点とされた都の財政問題ではなく、実は教育問題でした。教育の現状に都民や国民が危機感を持っていることを知事は実感として分かっている。教育者大学の詳細は今後議論を深めていくようだが、ここを突破口に新しい国家改革に踏み出すのではないか」/政治不信や政党不信が沸点に近づきつつある現在、目標を明確に設定して大胆かつスピーディーに実行する石原知事への期待は高まるばかり。いまだに永田町では、「国民の森首相に対する落胆ぶりは凄まじい。来年夏の参院選前にも『石原新党』が旗揚げされれば、一気に保守政党の中核となるに違いない」といった声(=願望)すら聞こえる。/そんな石原知事。昨年11月の都議会の施政方針演説でこう語っているのだ。/「いま社会を見ると、自分が何をしていいのか分からないまま、自己中心的で周囲を顧みない子供たちが増えている。私は『心の東京革命』を提起して、親と大人が責任を持ち、子供に社会で生きていくルールを伝える運動を展開する」/「21世紀の東京を切り拓くのは『志』と『創造力』を持った若者。まず、他人を思いやる心を持ち、地域や国家、国際社会に目を向け、進んで『公』に貢献する『志』を持つ若者を育てたい。画一的な教育の枠に押し込めるのではなく、個性や創造性を伸ばすことが必要。積極的に教育改革を推進していく」/まさに、平成の松下村塾構想。東京から日本を変える決意のようだ。】 表題「陸海空合同4千人!9月3日石原都知事が“治安出動”大演習!?」 【「自衛隊が結集して、銀座のど真ん中で大訓練が行われることになります」都庁職員がそう言う。/東京都が9月3日に予定している「防災訓練」の話である。しかし、これに関して、都庁で妙な噂が囁かれているというのだ。/防災訓練に名を借りてはいるが、実質的には自衛隊の治安出動訓練が行われるのではないか、と――。……東京都庁に説明を求めた。/「今度の防災訓練の最大の特徴は、陸海空3自衛隊が統合的に活用されること、さらに市街地において訓練が実施されることにあります」力強くそう話すのは、都総務局災害対策部副参事の鈴木正巳氏だ。……ちなみに、昨年の訓練に参加した自衛隊員は、総勢500名にすぎなかった。「今年はその10倍近く。およそ4千から5千名の参加を予定しています」(鈴木氏)そして、昨年までは、陸海空ばらばらに参加。他機関との連携もなかった。/今年は3自衛隊が統合的に運用されるだけでなく、警察と消防との連携も行われる。しかも、訓練は初めて市街地でも実施されるのだ。……じつは、本誌は一枚の書類…を入手した。「今回の防災訓練では、都民やマスコミに公表された資料とは、別の資料が存在する。それがこの幹部向けの訓練項目資料なんです」と、都労連(都職員による労組)関係者から手渡されたものである。……たとえば、幹部資料にあって、一般用資料ですっぽり抜け落ちている訓練項目には、《警視庁の先導による自衛隊の部隊進出》《空路等を活用した部隊の進出訓練》《自衛隊による渡河訓練》などがあるが、なかでも目を引くのは次の一項だ。《パラシュート降下による偵察活動訓練》/火災をともなう都市部の地震災害で、救援のためにパラシュート部隊の降下が行われたという話は、あまり聞いたことがない。そんな危険は冒さず、ヘリコプターを活用するのが常識だからだ。/しかも、自衛隊でパラシュート降下を行うことができる部隊は、習志野から全国に睨みをきかせている第一空挺団しかないはずだ。防衛庁長官直轄のエリート部隊。精強無比をもって鳴る。……今回の防災訓練にちて、参議院議員の中村敦夫氏は、こう言い切る。「石原知事の過去の発言を考えれば、これが治安出動訓練以外の何ものでもないことは、十分に想像できます」……作家の宮崎学氏は語気を荒げてこう言う。「これが治安訓練でなければいったいなんだというのか。それ以外の名目など見つけようがない。まさに、石原氏の持っている危うさがそのまま現実的な姿となって表現されたのが、今回の防災訓練です」……都議の福士敬子氏が言う。「自衛隊出動を否定するわけではありませんが、これではまるで防災訓練に名を借りた戦争ごっこじゃないですか。真の意図がどこにあるのか気にかかりますね」/自衛隊の隠れた意図を、ある自衛隊OBが説明する。「防災訓練といえども、部隊進出の手順は軍事行動のときとなんら変わりありません。つまり、治安訓練も防災訓練もやることは同じなんです。となれば、名目などなんでもかまわない。抵抗の少ない防災訓練を隠れ蓑とすれば、自衛隊は普段はできない市街地訓練を堂々と展開できるのですからね」/ジャーナリストの井上澄夫氏は、こんな指摘をする。「今回の訓練の中核となる練馬駐屯地(第一師団)の主任務は、首都圏の治安維持にあります。そもそも石原知事が『三国人』を持ち出して、治安出動の必要性を説いたのは練馬駐屯地だったんですからね。これはけっして偶然ではありませんよ」………】 表題「放言は垂れ流せても質問には答えられない嘘つき都知事(高橋亨)」 URL:http://village.infoweb.ne.jp/~fwjh7128/genron/ishihara/d000611.htm |