1月31日 再掲、日仏会館講演会「ページとコンピュータ・ディスプレイ:テキストの見せ方と読み方の現在」2月4日午後6時、日仏会館6階601会議室、入場無料、家辺勝文(日仏会館、東京外国語大学)、【書き言葉による表現がますますコンピュータという道具に依存しつつあるにも関わらず、文字とテキストのデジタル化の技術は、依然として言語、特に文字言語をどのようなものとしてとらえるかに関して奇妙なほど単純化された前提の上に構築されている。この情報技術の基本問題を深く考察することなしに現在のメディアとコミュニケーションをとりまく諸問題を的確に議論することはほとんど不可能であろう。2004年に改正された JIS X 4051「日本語文書の組版方法」は、その実務的な技術的内容のみならず、情報技術における文字とテキストの基本的なとらえ方という点でもユニークな位置づけをもちうるものである。言語学が新たな視点から書き言葉を研究対象とする可能性を探りながら、組版方法規格の置かれた知的文脈を辿る。】。
1月30日 artscapeのサイト(フォーカス)に、暮沢剛巳「「冬の時代」に差すかすかな光明」05.01.17。
1月28日 「元患者「国に怒り」/ハンセン病施設標本」.01.27沖縄タイムス、【国の隔離政策下にあった県内を除く国立ハンセン病療養所五カ所とハンセン病研究センターで、入所者の胎児や新生児をホルマリン漬けにした標本百十四体が残されていることが二十七日、厚生労働省が設けた第三者機関「ハンセン病問題に関する検証会議」の調査で分かった。/本土の六カ所のハンセン病施設で入所者の胎児や新生児のホルマリン漬け標本が残されていた。県内の沖縄愛楽園(名護市)と宮古南静園(平良市)でも戦前、あるいは本土復帰前に同様の標本が「あったようだ」と関係者は証言。しかし標本は残されておらず、国の誤った隔離政策による人権侵害の記録は一切なく、胎児がきちんと供養されたのかさえ分かっていない。元患者の一人は「国の施策で仕方ない面もあるが、当時、実際に標本を見て、怒りが込み上げた」と複雑な心境を語った。/沖縄愛楽園の山内和雄園長は二十七日午前、本紙の取材に対し「入所者の話から、復帰前まではあったと聞いている。現在はない」とし、保存や処分の方法については「園に記録がないため把握していない」と答えた。/愛楽園自治会副会長の迎里竹志さん(71)は一九五二年に入所し、一時退所する六四年の間に、入所者らが採血などを行う「試験室」という部屋の棚に瓶詰にされた胎児が並んでいたのを記憶しているという。/「へその緒がついたままの胎児や切断された足、臓器などがホルマリン漬けにされ並んでいた。九六年に再入所したときには施設はもう建て替えられていた」。迎里さんが再入所したとき、入所中の仲間から「試験室の棚にあったものは、建て替えの際に、敷地内の防空壕に運ばれた」と聞いたという。/一方、宮古南静園の新城日出郎副園長は「園ができて七十年になるが、復帰後はそういうことは一切ない。復帰前に関しては、はっきりしたことが分かっていない」と標本の存在を一部否定した。/これに対し、関係者の聞き取り調査をしている「みやこ・あんなの会」の亀浜玲子さんは「戦後しばらく(標本が)あったと聞いている」と話す。元気で生まれた赤ちゃんに一度も授乳させず、看護婦が何かで口を押さえて窒息死させ、母親には「死んでいたよ」と話していたケースもあった。】。.01.27琉球新報 /.01.27朝日 /.01.27河北新報。
1月27日 東京外国語大学海外事情研究所「国際学術シンポジウム:帝国の“死の政治学(ネクロポリティクス)”-「原理主義」・戦争・生命」2005年2月5日(土曜日)午前10:30〜午後6:00、東京外国語大学研究講義棟1階101号(府中市朝日町3-11-1)[交通アクセス]。報告:森孝一(同志社大学)ブッシュ大統領と「アメリカ原理主義」、金井光太朗(東京外国語大学)セグメント社会とアメリカニズム、ギル・アニジャール(アメリカ合衆国・コロンビア大学)ウォー ボディーズ、アキーユ・ムベンベ(南アフリカ共和国・ウイットウォータスランド大学)帝国の時代における主権の政治神学、コメント:渋谷望(千葉大学)/鵜飼哲(一橋大学)/舩田クラーセンさやか(東京外国語大学)、司会:岩崎稔(東京外国語大学)/粟屋利江(東京外国語大学)[同時通訳付き]。
1月26日 唐木田健一『1968年には何があったのか 東大闘争私史』2004年7月、批評社。【この頃、世間の進歩的な人々は、全共闘が革命の青写真を示さず、現体制の矛盾の指摘ばかりしていると非難を始めていた。私の見解によれば、非難すべきことかどうかは別として、彼ら文化人たちの指摘している事実自体は正確だった。そして、彼らの思惑とは逆に、私が全共闘に共感しているのは、まさにその点だった。〔……〕/私は、科学において古い理論が破れ、新しい理論が生まれるプロセス――科学革命――からも学ぶところがあった。ニュートン力学のような基本理論は、実験データによって反証されて新しい理論に変わるのではない。あるいは、古い理論とは関わりなく新しい理論――青写真!――が着想され、それが古い理論を駆逐し確立されていくのでもない。科学革命は、古い理論の中に身を置いた革命家が、その内部矛盾に遭遇し、それをのりこえることによって引き起こされる。/革命家は例外なく、古い理論に精通し熟達し、それに馴染んだ人だ。彼は何か自己特有の真理基準をもって革命を導くのではない。彼は、試行錯誤で現実の矛盾をのりこえる地平を発見することにより、新しい理論に至る。このプロセスは非論理的な飛躍である。/だから、私は、頭ごなしに特定の価値観をもち出すことはせず、大学の体制における現実の矛盾をとらえ指摘し、それをのりこえようとしている全共闘の運動は、私の運動でありまた方法であると思った。/革命家の遭遇する矛盾は、彼自身が精通し馴染んだ古い体制の矛盾である。だから、その矛盾は決して他人事ではなく、彼自身が関与しているものだ。この意味で私は、最近全共闘の人々が主張し出した「自己否定の論理」も、そのまま肯定的に受け入れることができた。/ただ、注意せねばならない。絶対的真理や絶対的正義は存在しないとして、真理や正義が崩壊してしまったわけではない。それらは、現実の矛盾の中に、未だ存在しないものとして、相対的に姿を現しているのであり、それが私たちを導いているのである。】。
1月25日 続報、「白川公園のホームレス小屋撤去 名古屋市が行政代執行」.01.24中日新聞、【名古屋市中区の白川公園に住んでいるホームレスに対し、市は二十四日早朝から行政代執行法に基づき、テントや小屋など七物件の強制撤去を始めた。一部でもみ合いがあったものの、逮捕者やけが人は出なかった。名古屋市がホームレスの物件撤去に踏み切るのは、一九九八年九月の若宮大通公園(中区)以来、二度目。〔……〕改修工事前の昨年七月に五十人以上いたホームレスは徐々に退去したが、八人が居残り。支援者らは「愛知万博に間に合わせようと、立ち退きを迫っている」「ホームレス支援策は不十分」などと、市側に方針転換を申し入れていた。/市によると、二〇〇二年に「ホームレス自立支援法」が施行されて以来、行政代執行によるテントなどの強制撤去は全国で初めて。/物件撤去を迫った理由について、市は「改修工事の支障になるほか、市科学館や美術館に隣接しており、市民から『子どもが安心して遊べる場にしてほしい』と苦情が寄せられていた」などと説明している。/市によると、市内のホームレスは二〇〇四年六月の調査で約千四百人。〇二年以降、体調を整えるための「緊急一時宿泊施設」(シェルター)と、就職活動をする「自立支援センター」の計四カ所を整備してきた。/〇四年六月までの二年間で、これらの施設から就職するなど自立を果たした人は約三百人。さらに民間団体の支援でアパートに入居した約四百人を加えると、計七百人が路上生活から脱した。/しかし、この二年間のホームレスの減少幅は約三百人にとどまり、市健康福祉局は「対策を追いかけるように、新たなホームレスが生まれているのが実情」としている。/■憲法理念に反する 名古屋の弁護士らでつくる「ホームレスの反排除を求める法律家有志」は、今回の行政代執行について「強制的な排除であり、健康で文化的な最低限度の生活を保障する憲法の理念を踏みにじる」などとする抗議声明を発表した。/■松原武久市長のコメント 長期間にわたり、三百回以上の自主的な撤去の指導や福祉相談を繰り返してきたが、苦渋の判断として今回の代執行となった。対象となられた方には、健康福祉局による臨時相談所で生活相談に乗ることにしており、自立に向けて歩まれることを望む。】。.01.25サンスポ /.01.24名古屋テレビ[動画]。
1月24日 「万博控えテントを強制撤去 名古屋市、中心部の公園」.01.24京都、【名古屋市は24日午前、同市中心部の白川公園で、行政代執行法に基づき、ホームレスのテントの強制撤去に着手した。3月の2005年日本国際博覧会(愛知万博)開幕を控えての措置とみられる。/市職員や警備員ら約600人がテントを取り囲む中、午前8時に職員の1人が「行政代執行を開始します」と宣言。公園内で生活しているホームレス8人に自主退去を呼び掛けた。/公園に集まったホームレスの支援者は「話し合いは終わっていない。これが名古屋市のやり方か」と反発。市側とにらみ合った。/市は昨年から「公園の適正利用と改修工事の妨げになる」と退去を要請。21日にはテントの強制撤去を文書で通知していた。(共同通信)】。「万博控えテントを強制撤去 名古屋市、中心部の公園」.01.24河北新報 /「ホームレス:公園内のテント、名古屋市が行政代執行」.01.24毎日 /「公園のホームレス小屋、市が強制撤去に着手 名古屋」.01.24朝日。
1月21日 大日本スクリーン製造のサイト(千都フォントライブラリー)に、小宮山博史「タイポグラフィの世界 書体編」連載中! 第5回 書体の覆刻 (1/18) /第4回 長島茂雄の背番号は3 では『王』の背番号は (11/22)/第3回 ゴマンとある漢字 (11 /9)/第2回 四角のなかに押し込めること (10/25)/第1回 上海から明朝体活字がやってきた (9/29)/連載開始にあたって(筆者より)/用語解説。必読!
1月19日 『創』2005年2月号(特集・出版社の徹底研究)に、(座談会)植田康夫・清田義昭・佐野眞一「「出版」って何なのか、それを改めて考え直すべき時だ」。【佐野 〔…〕確かに『電車男』や『Deep Love』は売れましたよ。『電車男』だって、そのうち100万部くらい行くでしょう。でも、僕の周りでそれらの本を読んだという人は一人もいない。いったい、誰が読んでるんだろうと。/今ではベストセラーというのは、本に普段から触れている人はまず読まないですよね。売れる本・ベストセラーになるというのは、本を今まで読まなかった人を相手にすることだという時代が、確実に来てしまった。評価は別にしても、その意味で画期的な年だと思います。/植田 僕も『電車男』の女性編集者に取材したんですが、彼女は「これは2チャンネル発の文学作品だ」と言ってましたね。僕も『電車男』は読んでみたんだけど、まず文字の組み方が横組みです。『Deep Love』も横組みでした。今までの日本の文学作品は絶対横組みにするという常識があったんですが、これからは大衆的な本にも横組みが一般化していくのかなという感じがしましたね。/実はアジア圏で横組みにこだわるのは日本だけなんですね。韓国では村上春樹やよしもとばななの翻訳本も横組みだし、中国も横組みですね。いずれ日本の縦組み信仰も崩れてくるのかもしれない。そうなると、そのうち横組みで漱石を読むようになるんですかね。/佐野 今、教科書は国語を除いて全て横組みでしょう。我々みたいに縦組みで育った世代とは違って、抵抗がないんでしょうね。僕は横組みは読みにくくて目がついていけないんだけど。/植田 『電車男』のような表現が文学作品の文体として認められるとなると、これまでの文学的叙述が崩れてしまうのではないかと思いますね。】。
1月17日 ▼太田昌国「書評:池田浩士著『虚構のナチズム――「第三帝国」と表現』」(『季刊 運動〈経験〉』第13号、2004年12月、軌跡社 掲載)。▼アナーキー・イン・ニッポンのサイト(アナキストニュース04.01.15付)に「政府のない国、ソマリア」、【1991年以来、ソマリアには統一政府は存在しない。内戦に介入した国連平和維持活動も失敗に終わっている。しかし、民間企業は、こうした非常に困難な条件下でもうまくやりくりする能力を示してきた。政府が存在せずとも、基本的金融システムやいくつかの社会資本サービスをうまく機能させることはできるのである。/世界銀行による下記のレポートは、当然、新自由主義を推し進めるべく報告されているが、データを別な視点から読み取れば、もう一つの解も見えてくるだろう。/http://rru.worldbank.org/Documents/280-nenova-harford.pdf(PDF ファイル、英文)】。
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