11月30日 韓国映画『もし、あなたなら〜6つの視線』公式サイト(Special)に、イム・スルレ監督インタビュー(インタビュアー:岸野令子、協力:白井美由紀、特別協力:日本写真映像専門学校)。【Q:イム・スルレさんが映画監督になろうと思われたのはどういうきっかけでしょうか?/A:最初から難しい質問ですね(笑)。私は、1970年代の後半ごろは香港映画が大好きでたくさん見ていました。その頃はただ映画を楽しんで見ていただけで、監督になろうなどと思ったことはありません。でも、大学に入ってフランス文化院でフランス映画を見る機会があり、それまでと違うタイプの作品、人間を深く洞察した映画と出会ったのです。たいへん感動し、私もそのように人間を描いてみたいと思ったのです。//Q:映画をつくる時、どういうことを大事にしておられますか?/A:あの頃、フランス映画を見て家に帰る途中、人生についていろいろ考えるようになりました。それが私にとって生きていく上で非常に有意義だったと思います。ですから、皆さんも私の映画を見て、人生について考えるきっかけにしてくださったら嬉しいです。そういう作品をつくりたいと思っています。//Q:イム監督の作品は、いわゆるスターを起用しませんが、特別な思いがあるのでしょうか?/A:私は美男・美女やスターといわれる人に興味はありません。美男・美女はなるべく使わず、演技力を重視したキャスティングをしています。「スリー・フレンズ」の時もオーディションをしましたが、ハンサムでない人を選びました。でも演技力が素晴らしかったので、今は皆、有名な俳優になっています。〔…〕/Q:「もし、あなたなら〜6つの視線」についてお伺いします。この作品は韓国の人権委員会という国の機関が作ったというのが、ユニークですね。どういうところからこういう企画が生まれたのでしょうか?/A:人権委員会というような機関が日本にあるかどうか知りませんが、大切な点は、そうした機関が与えられた予算をどのように活用するか、ということだと思います。大方の公務員はお金を使わないこと、自分の仕事が増えないことを願っているものですが、この人権委員会には、ちょっと変わった経歴の人がいました。その人は人権委員会に入る前、人権関連の市民団体で10年以上も働いていました。彼の力が、今回の企画の実現に大きな役割を果したのです。】。
11月29日 ▼Apple Store, Ginzaで「Works on a Mac ヒラギノフォント(大日本スクリーン製造株式会社)」12月1日(水)7:00p.m.から、【パソコンで使える日本語フォントは1400種類にものぼり、それぞれ固有の表情を持っています。その膨大な数の書体をどのように見分け、使い分ければ良いのでしょうか。今回は言葉を伝える書体、気持ちを伝える書体をテーマに、ヒラギノフォント開発者、鳥海修(有限会社字游工房)が初心者にもわかりやすく解説します。】。▼〔再掲〕シンポジウム「タイポグラフィ・タイプフェイスのいま。デジタル時代の印刷文字」2004年12月4日(土)開場9:00開会9:30−閉会17:30予定、女子美術大学2号館2階224教室、無料/要申込(メール・FAX)、主催:女子美術大学、後援:相模原市・相模原市教育委員会。基調講演「書体デザイン 回顧と展望」柏木博/第一部:印刷書体設計の回顧と展望 わが書体を語る(書体設計家5氏による講演と討論)桑山弥三郎・中村征宏・篠原榮太・鳥海修・小塚昌彦・後藤吉郎(司会)/第二部:デジタル時代のタイポグラフィ 使用書体を語る(デザイナー6氏による講演と討論)伊勢克也・小泉均・小山壽久・ヘルムート・シュミット・中川憲造・林規章・臼田捷治(司会)/第三部:総括 デジタル時代の印刷文字(6氏を中心とした討論)臼田捷治・柏木博・後藤吉郎・小宮山博史・山本政幸・永原康史(司会)。
11月27日 「強制連行訴訟原告が集会/旧刑務支所跡で追悼」.11.27四国新聞、【中国人強制連行長崎訴訟の原告らが裁判での意見陳述のため日本を訪れ、27日、長崎市の平和公園で原爆犠牲者追悼集会を開いた。来日したのは原告10人のうち8人と代理人1人の計9人。来月6、7日に長崎地裁での口頭弁論に臨む。/訴訟は、太平洋戦争中に長崎県内の炭鉱に強制連行され、過酷な労働を強いられたり、原爆で死亡したりしたとして、元労働者と遺族が国と長崎県、三菱マテリアルと三菱重工業に対し計2000万円の賠償と謝罪を求め、昨年11月提訴した。/中国人を含む入所者と職員ら130人余りが被爆死した旧浦上刑務支所の跡地で行われた追悼集会では、原告らが白い花を手向けた。/父親が同支所で被爆死した原告の喬愛民さん(63)さんは「父を弔い、日本政府や三菱に謝罪を求め続けていきたい」と話した。同様に父を原爆でなくした賈同申さん(67)は「胸がいっぱいで話せない」と涙をぬぐった。】。
11月26日 都甲潔『感性の起源 ヒはなぜ苦いものが好きになったか』2004年11月、中公新書。【人類は、大脳を発達させ、言葉を操るようになった。食を摂る際の好き嫌いという感性が大脳新皮質と結合し、「良い」「悪い」という言葉は効率の良い情報伝達の手段となった。その大脳の発達は、さらなる解析を可能とした。それが、対象のもつ味の質の表現である。「甘い」「苦い」「塩辛い」といった味覚感覚の登場である。もちろん「味」はヒトが感じるものである。しかし、そこに「好き」「嫌い」という感情、感性をいったん棄て、その味を客観的に表現できるようにしたのである。/これは視覚や聴覚の場合と対照的である。視覚の場合、最初に光を三つの色に分解、そして合成する。そこには「良い」「悪い」といった感性はない。絵画などの芸術品を観たときに、「すばらしい絵ですね」「美しさに引き込まれる」「清らかな情趣にあふれている」など感性表現を駆使することがあるが、反対に、何も感じないということもありうる。色や形を「見る」だけで、何の感動も起こらないことすらあるのだ。目で見た対象の大脳新皮質におけるデータ処理過程による質の表現は、古い脳である辺縁系(扁桃体)での価値判断に優先する。視覚は対象を冷ややかに写し撮るカメラでしかない。/味覚は違う。口に入れるべきかどうかを先に判定する。「これはまずい」「危ない味だ」「腐っている」「嫌い」と、言葉に出すかどうかは別にして最初に思う。決して、酸味、苦味、甘味などと識別はしない。腐っていれば、酸っぱいか苦いかを認識する暇もなく、瞬時に口から吐き出す。/味覚の場合、最初に好き嫌いが出て、視覚の場合はそれがあとに来る。なぜだろうか。/それは、味覚が、自己の生存に影響を与えかねない化学感覚だからである。化学物質を口にする、体内に入れる、その行動が自己の生存を保証すると同時に、万が一間違うと生命が危うくなるのである。それゆえ、好き嫌いという感性と無縁ではいられない。視覚では、ものを見るだけでは自己の生存に何の影響もない。それゆえ客観的解析が最初から可能となるのである。/この推論は、高等動物の味覚や嗅覚では、化学物質の受容後早いステージで古い脳である扁桃体へ情報が渡されるのに対し、視覚では大脳新皮質を利用し、認識の後に古い脳へ連絡するという事情とも矛盾しない。】。
11月25日 斯かる時にこれは問題にせねばならない、講談社現代新書リニューアル問題!(その9) このほど講談社のサイト(「現代新書が変わりました」)に、新たな「お詫びと訂正」!が掲載された。【お詫びと訂正/このたび講談社現代新書は装幀を変更いたしました。既刊書については表紙・カバーを順次変更してまいりますが、本文デザインは従来のままとなります。それに伴い、本年10月1日付重版分の現代新書奥付には、装幀者として杉浦康平氏およびスタッフの方のお名前を記載し、カバー袖にカバーデザインとして中島英樹氏のお名前を記載しました。この件につき、これまで装幀をご担当いただいた杉浦康平氏より「私のブックデザインは本全体の流れを重視してまとめてきたものであり、思考・方法のちがう他のデザインと混在させる今回の重版・在庫本に対する措置は容認できない」旨のご指摘をいただきました。杉浦氏の装幀に対する編集部の理解が足りず、氏のブックデザイナーとしての思考・方法論に反する形となり、お気持ちを傷つけ混乱を招いたことを反省し、心よりお詫び申し上げます。なお、上記重版分につきましては、奥付から装幀者の項目を削除させていただきます。/株式会社講談社/現代新書出版部】。
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11月24日 シンポジウム「タイポグラフィ・タイプフェイスのいま。デジタル時代の印刷文字」2004年12月4日(土)開場9:00開会9:30−閉会17:30予定、女子美術大学2号館2階224教室、無料/要申込(メール・FAX)、主催:女子美術大学、後援:相模原市・相模原市教育委員会。基調講演「書体デザイン 回顧と展望」柏木博/第一部:印刷書体設計の回顧と展望 わが書体を語る(書体設計家5氏による講演と討論)桑山弥三郎・中村征宏・篠原榮太・鳥海修・小塚昌彦・後藤吉郎(司会)/第二部:デジタル時代のタイポグラフィ 使用書体を語る(デザイナー6氏による講演と討論)伊勢克也・小泉均・小山壽久・ヘルムート・シュミット・中川憲造・林規章・臼田捷治(司会)/第三部:総括 デジタル時代の印刷文字(6氏を中心とした討論)臼田捷治・柏木博・後藤吉郎・小宮山博史・山本政幸・永原康史(司会)。
11月23日 ▼沖縄:「辺野古 作業開始から一週間 きょうも…」.11.22 QAB琉球朝日放送[動画]/「掘削目前 緊迫の海域 反対派、作業員とにらみ合い」.11.22琉球新報 /「海底掘削迫り緊迫/辺野古沖ボーリング調査 一部機材足場に装着」.11.22沖縄タイムス。▼韓国:「雇用確保/コメ死守を要求 労働者、農民が連日 改革立法求めて大集会」04.11.21民族時報 /「4大改革立法促求共同決議大会開かれる」04.11.20韓国民衆の声(韓国ニュース)。
11月22日 井土紀州監督作品『レフト・アローン』2005年1月下旬、渋谷ユーロスペースにてレイトショー決定! 制作:スピリチュアル・ムービーズ、配給:スローライナー、2004年/DV-cam/第1部93分・第2部109分。【左側を歩け!/1968年生まれのひとりの映画監督が、68年を探る映画を撮る。学生たちの政治運動。革命。そして、68年を境に政治運動はカウンター・カルチャーとの結びつき、80年代にはサブカルチャーとして脱色化されていく…。映画は、2001年に早稲田大学で勃発したサークルスペース移転阻止闘争において非常勤講師でありながら学生達と共に大学当局と闘う批評家、すが秀実の姿を捉えることから始まり、すがとともに、松田政男、柄谷行人、西部邁、津村喬にいたる60年代の学生活動家たちと対話を重ねて行く。映画『レフトアローン』もまた、68年について語る複数の声と新左翼についての膨大な活字資料を引用しつつ、DJ SHADOWのサンプリング・ミュージックにならった「創造的盗用」によってそれを織り上げることで完成した。「勝手に読んで勝手に使え」。こうして、『レフトアローン』は、現在に対する「武器」を満載した武器庫となった。】。関連読書録:04.02.13付(井土紀州インタビュー)。
11月20日 大西赤人「新潟県中越地震、アメリカ軍のファルージャ総攻撃、小泉首相のデタラメ答弁」04.11.15大西赤人/小説と評論(今週のコラム)。【・自衛隊は「非戦闘地域」で活動する(と決まっている)。/・自衛隊は「戦闘地域」では活動しない(と決まっている)。/・従って、自衛隊が活動している地域が(自《おの》ずから)「非戦闘地域」である。/これは、いわゆる三段論法でもない。二つの前提は単なる裏表に過ぎず、しかもそこに含まれている「戦闘地域」や「非戦闘地域」とは先験的なものではなく、法律によって定められる概念であり、だからこそその定義が問題とされているにもかかわらず、自己完結的に結論づけているのだから。こんな理屈が通るのならば、たしかに世の中楽で世話はあるまい。/・警察官は法律に則して行動する。/・警察官は法律に反した行動はしない。/・従って、警察官の行動が(自ずから)「法律」である。/――とか。あるいは――/・コシヒカリは高価な米である。/・コシヒカリは安価な米ではない。/・従って、高い値段で売る米がコシヒカリである。/――とか……。】
11月19日 「aml mailing list」にアラブ声MLより転送として「アラブメディアが伝える、米軍のファッルージャでの蛮行」〔04.11.17[aml 41854]〕。【米軍がファッルージャの市民を捕らえ手足を縛り戦車で轢く/15日付のバスラ・ネットが報じた。/アルジャジーラが放映した10日のファッルージャ聖戦士諮問評議会の広報担当者アブー・サアド・ドレイミーの声明/米軍は複数の無辜の市民を捕らえて、手足を縛り戦車で轢き始めた。これはシナーイー地区と反対側のスムード・クラブ(スポーツ・クラブと思われる)で起きた。また多数の女性や子供たちを含む市民の負傷者を放置している。外部との連絡を絶つために電報電話局も爆撃した。以下略 http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/1104/aldelemi_151104.htm /15日付のバスラ・ネット報道。アルジャジーラの録音と思われる。日時は不明/ファッルージャ聖戦士諮問評議会の広報担当者アブー・サアドの証言 音声はアラビア語ですが、下記UROを叩いてこの悲痛な叫びを是非聴いて下さい。/レジスタンスの激しい襲撃を受けているファッルジャのジョーラーン地区やシュハダー地区で米軍は市民を人質に捕り戦車に対する人間の盾として引き連れている。従って救援団体を市内に入れないし、厳重な報道管制を敷いている。 http://www.alchahed.net/sounds/fal151104/abousd1511.mp3 】【米軍、ファッルージャの女性や子供を戦車の盾に 抵抗戦士は泣きながら、、、/16日22:15のイスラム・メモ特報/ファッルージャの戦場司令官はイスラム・メモの特派員に、市街戦の悲劇に付いて語った。「悲劇は9日から始まった。米軍戦車に子供や女性をバリケードに使うのだ。このような蛮行は歴史上類が無い。我々はサルサール通りを進む戦車の車列の上から泣き叫ぶ子供や、助けを求める女性の悲鳴を耳にした。我々の戦士は、泣きながら的を狙う時、目を閉じていた」 http://www.islammemo.cc/news/one_news.asp?IDNews=49749 //本記事の原見出しは「米軍戦車を破壊するとき、何故抵抗戦士たちは泣いていたか?」である。/米軍がイラク人の子供を人質に取り盾に使った例は、バグダードのハイファ通りの激戦で起きたと本MLで紹介している。】。
11月18日 『毎日新聞』が11月16-18日付の3回連載で「派遣のいま」。「派遣のいま:/上 厳しい雇用環境 「専門職」から「正社員の補完」に」.11.16付/「派遣のいま:/中 まかり通る「違法」 半ば公然「35歳定年説」」.11.17付/「変化の兆し 「法令順守」の意識が」.11.18付。必読!
11月17日 承前、名護市辺野古沖での米軍普天間飛行場代替施設建設に伴う海底掘削に対する闘い。「掘削機材、辺野古へ 反対派体を張って阻止行動」.11.16 QAB琉球朝日放送[動画]。「掘削作業に着手 普天間代替地質調査」/「体張り「海を守る」 住民悲壮な決意」/「普天間代替きょうにも掘削作業着手 辺野古緊迫」.11.16琉球新報。「辺野古沖に足場の資材運ぶ 高さ50m、数日後に掘削へ」.11.16京都。「米軍普天間代替施設計画 沖縄・辺野古に掘削船−−反対派150人緊迫」.11.16毎日。
11月16日 ▼「緊迫 辺野古調査を徹底阻止の構え」.11.15 QAB琉球朝日放送[動画]。「辺野古沖/海底掘削きょう着手 クレーン船2隻待機」「海底に穴「許さぬ」/「くい1本も打たせぬ」 辺野古沖調査 反対派阻止へ」.11.16沖縄タイムス。▼〔再掲〕斯かる時にこれは問題にせねばならない、講談社現代新書リニューアル問題!(その7) 講談社のサイト(「現代新書が変わりました」)に、掲載されていた「お詫びと訂正」
 これが消えている。事情説明もない。「更新日 2004/10/19」は虚偽であり、歴史意識の欠如と隠蔽体質、社会的責任意識の欠如とは一体である。講談社内で起こりつつあるであろう変化に注目! 関連読書録:.11.04付/.11.07付/.11.08付/.11.11付/.11.12付/.11.14付/.11.15付。
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