読書録 2004年2月前半(敬称略)

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  • 2月15日 ポストコロニアルニュースのサイト(今週のニュース/MEMOなど)に、佐野正人「韓流論」04.01.21、【韓流(韓国大衆文化ブーム)の原因をめぐって、日本のマスコミの間でよく理解できない、あるいは政府の支援によるもの、という「懐疑論」的風潮があることが朝鮮日報の記事で触れられています。/http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/01/20
    /20040120000038.html/それによれば、『シュリー』がブレイクした時にまず登場したのが「政府の支援論」であり、その次に『冬のソナタ』がヒットしてからは「郷愁論」、そして日本では失われた「純愛」を描いているため、という論調に変わったそうです。/しかしこれは「認めたくない事実」を前にして、何とかその合理化を計りたい、という苦し紛れの説明と言わなければなりません。何か不快な現実を前にしての精神分析的態度と言ってもいいかもしれません。/実は韓国映画・ドラマをよく見てみれば、それが「物語」的によくできており、俳優もすばらしいし、それが「力」の差であることは明らかです。/その事実を認めたくないため、技術や資金力、等で下にあるべき韓国が、汎アジア的にヒットするのを見て、それを合理化するものが先の論調だと思われます。/経済の分野でも、日本が先を行って、韓国・台湾等が10年後を追って、その後を中国が追うという論調が、ずっと存在してきましたが、その限界が露呈されているのは明らかです。/韓国が「文学」の普遍する国、であること、人々の「物語」が街中でも、田舎でも、どこにも溢れている国であること、が韓流の起源にはあります。そのことを認めないで、技術論や郷愁論で理解しようとするのは、隠蔽にほかなりません。】。

  • 2月14日 「3人以上死傷の労災が最悪水準」04.02.13東京東部労組、【2003年に発生した仕事や通勤途上の労働災害のうち、一度に3人以上が死傷する「重大災害」が、78年の261件以来、過去25年間で最悪の水準になるのが確実となった。厚生労働省の調べでは240件を超える見込み。労災全体では減少傾向にあるものの、重大災害に限ると、前年同期に比べ約3割多い1242人に激増、死亡も92人で5人増えた。】。関連:「03年の重大労災205件 過去25年で最多か」04.02.12河北新報。▼情報処理学会試行標準専門委員会WG5小委員会主査・石崎俊「情報処理学会試行標準『符号化文字基本集合─日本コア漢字』レビューのお願い」04.01.23、【〔…〕さて昨年10月に、社団法人情報処理学会より、情報処理学会試行標準 IPSJ-TS 0007:2003として、『符号化文字基本集合─日本コア漢字』が策定公表されました。これは国際標準化に向けての日本の提案です。内容は下記のURLでご覧ください。/http://www.itscj.ipsj.or.jp/ipsj-ts/02-07/coreset/toc.htm/「試行標準」は、国際標準として成立する前の途中段階のものや、標準のために役立つデータなどを対象として、一般公開することによって得られる幅広い意見に基づいて拡張や改良などを行って完成させることを目指しています。/みなさまご存知のように、国際規格であるISO/IEC 10646-1, および-2における漢字の集合は拡張を重ねて、約7万字の標準化が終了し、現在ではさらに数万字の追加を予定しています。しかし、このように大量な集合になりますと、いわゆる異体字がその大部分を占め、求める漢字を検索する負担も無視できない状況になります。そこで、近年漢字の中でも基本的なものを集めて国際標準を作る動きが生まれ、わが国でも試行標準の一つとして作成いたしました。/この基本漢字は既存の標準に基づき、日常的に良く使われる漢字を中心に、新聞記事や大型国語辞典の項目などから選定されています。さらに、今後はその基本漢字を核にしていわゆる異体字を関係付けることによって、標準化された膨大な漢字群全体を見やすくし、使いやすくすることを計画しています。/漢字小委員会(KWG)は、ISO/IEC JTC1/SC2/WG2/IRG対応の国内委員会として、現在開発作業が進んでいる国際版の基本漢字集合(CJK-Subset)への日本提案のレパートリーとして、この試行標準をすでに提案しました。/順調に作業が進めば、近い将来、『符号化文字基本集合』として約一万字規模の比較的に小規模で使いやすい国際標準が作成される予定です。この国際標準は、教育、通信機器、家電製品などの分野での将来の利用が期待されています。/そこで各位におかれましては、本試行標準についてご意見をお寄せいただき、今後の国際標準化に役立てたいと思います。とりあえずは今年5月に開催予定のIRG会議に間に合わせるために、短期間で申し訳ありませんが本年2月末日までに、学会試行標準の問い合わせ窓口あて(anan@fw.ipsj.or.jp)お寄せいただくようお願いいたします。】。

  • 2月13日 ▼〔再掲〕「「反戦落書き」に有罪判決 被告、法廷にスプレーまく」.02.12 asahi.com / 「落書き:公園トイレに「反戦」 外観損ね有罪判決 東京地裁」.02.12毎日。関連:「graffiti is not a crime!」。▼「グループ左狐」のサイトに『LEFT ALONE』の「井土紀州インタビュー」(.02.11アップ)、必読。▼ペーター・ボーモント「イラクの米兵にはストレスが蔓延している」.01.25 Observer/UK〔イラク戦争被害の記録/被害報道日誌04.02.01〕。▼クォン・ヒョクチョル「映画「実尾島」-金日成暗殺をねらった韓国秘密部隊の悲劇」.01.29付「ハンギョレ21」第493号〔かけはし2004.02.09号〕。

  • 2月12日 ▼速報! 「「反戦落書き」に有罪判決 被告、法廷にスプレーまく」.02.12 asahi.com / 「落書き:公園トイレに「反戦」 外観損ね有罪判決 東京地裁」.02.12毎日。関連:「graffiti is not a crime!」。▼太田昌国「『「拉致」異論』批判への短い応答」〔『インパクション』139号 2004年1月10日 掲載〕、【〔…〕和田さんは「従軍慰安婦」に対する「アジア女性基金」に関わり、二〇〇二年九月一七日の日朝首脳会談について「日本の独自外交の幕をあけた小泉首相の決断は敬復に値する」と述べました。/私は、このいずれにも反対の立場に立つ者ですが、それは和田さんからすれば「個人の精神的アリバイをもとめる態度からくる」もののようです。/国家的な事業に対して、一個人がいかなる立場をとるか、という問題に関わって、私たちの間には大きな違いがあることをあらためて痛感しないではいられません。】。▼『琉球新報』で1月から連載中の“検証・地位協定 不平等の源流”が第1部 機密(1〜11)につづき、第2部「実態」を開始、「12. 「一歩も基地に入れない」 環境行政の壁(上)」.02.09、「13. 立ち入り申請権「隠ぺい」 環境行政の壁(中)」.02.10。

  • 2月11日 「<地位協定>緊急フォーラムで政府対応を批判」04.02.10琉球新報。【緊急フォーラム「日米地位協定を考える」(琉球新報社主催、県後援)が9日夕、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。基調講演した稲嶺恵一知事は「米国の『好意的考慮』頼みは、1つの国として納得できない」と日本政府の対応に不満を表明し、地位協定の改定に向けた国民世論形成を提起した。パネル討議でも、連合沖縄会長の狩俣吉正氏が「抜本改定には県民大会と、東京での国民大会の開催が不可欠だ」として年内開催に意欲を示すなど、県民に過重な負担を強いる協定の矛盾点や課題の指摘が相次ぎ、改定要求の高まりを印象付けた。/パネル討論で問題提起した法政大教授の本間浩氏は、本紙が全容を報じた外務省の機密文書に触れ「平時を想定しながら現実は戦時体制的内容で、ドイツ、イタリアでは米軍に適用される国内法が日本では適用されていない。米軍人犯罪者の身柄も協定では原則は引き渡しだが、例外を原則化するなど矛盾や問題点が今回の外務省文書で明らかになった」などと解説した。/沖縄市長の仲宗根正和氏は、爆音や基地の環境汚染問題など基地被害の実態、米軍優遇税制に触れ、調査を拒む同協定3条の排他的管理権の問題を指摘。改定に向けた県内市町村の連携を呼び掛けた。/沖縄弁護士会会長の新垣勉氏は「最大の特徴は軍隊には国内法が適用されないという、古い国際法の常識を前提としている点」と指摘。米軍基地の実態と同協定の基本的構造を周知させることが改定実現につながる、と述べた。〔…〕】。関連:『琉球新報』連載“検証・地位協定 不平等の源流”2004.01。

  • 2月10日 辺見庸「抵抗はなぜ壮大なる反動につりあわないのか 閾下のファシズムを撃て」〔『世界』2004年3月号掲載〕。【世界とはたぶん、それに慣れなければとてもではないがつきあっていけないなにかの病気なのだ。というより、世界によって躰が無理矢理慣らされるのだ。それを私たちは主体的に慣れたとか選択したと思いこんでいる。〔……〕怒りを無化することなしにはやっていけない時代がすでにきているのではないか、と私は感じている。】という辺見は、【閾が侵されていると思う。そこに棲み、怒り悲しみの基となっていた人間的「個体知」のようなものが、埒もない「メディア知」のようなものに修正されたり閉めだされてたりしている。自衛隊派兵を怒る人間的な個体知が、もうすでにイラクに派遣されているのだから、いまは彼らの無事と任務の成功を祈るほかないという、既成事実に基づくメディア知によって駆逐されつつある。お腹を空かせた北朝鮮の子供たちに食料を送るのがなぜいけないのだと憤る個体知が、制裁強化は当然というメディア知に排除される。外交官二人の殺害についてもそうだ。おびただしい数のイラク人の死傷者は忘却され、メディア・イベントとして物語化された「同胞の死」のみがナショナルな集合的記憶を形成し、異論を許さない聖域をこしらえていく。米英軍により家族を殺され、領土を占領された者たちの怒りの闘争はかつての南ベトナム解放戦線のそれと同様に正統なレジスタンスといえるのではないかという個体知も、反テロ戦争という根拠なきメディア知、国家知に押しのけられる。メディア知はおそらく国家意思に重なる。両者には閾の共犯関係がある。苛烈な議論、熾烈な闘争があるわけではない。ほの暗い識閾での、声調の曖昧なやりとりがあるだけだ。マスメディアが深く深く介在するそこに、強権発動を要しない協調主義的な日本型ファシズムが生成される微温く湿った土壌がある。個体知の怒りはメディア知によって真綿で首を締めるように殺され、消去されていく。おそらく犯意はどこにもない。編集幹部や記者やプロデューサーやディレクターたちには、特段の正義感も悪意も、むろん犯意もありはしない。躰を張った激しい議論もあるわけではない。彼ら彼女らはしばしばたがいの閾下で無言の相互理解をしている。マスメディアという閾下の犯罪装置に私たちの識閾が連なっている。その闇の不可視の回廊を撃ち、断つべきではないのか。】と書いている。

  • 2月9日 ▼「レイバーネット」のサイトに、(韓国)平等労組移住支部「韓国政府による移住労働者の強制追放、雇用許可制に抗議する」、【韓国政府は、現在、韓国に不法滞在しているおよそ12万人の移住労働者を2004年8月までに国外退去させる方針を取っている。このような、政府の強制追放政策を悲観して、6人の移住労働者が自殺している。民主労総傘下の平等労組・移住支部(ETU-MB)に所属する不法滞在移住労働者は2003年11月15日以来、政府による拘束・追放の危険にもかかわらず、ソウルの明洞聖堂で無期限座り込みで抗議を続けている。/日本の労働者、そして移住労働者問題に取り組んでいる多くの組合、市民団体に訴える。当局による拘束・追放の危険にさらされながら、抗議を続けている韓国の移住労働者の闘いを支援してほしい。彼らの安全に対する国際的な監視と、彼らの抗議への支援は、当局が乱暴な手段に出ることを困難にする。/ぜひ、力を貸してほしい。韓国政府や韓国大使館への抗議、メールを送ってほしい。そして、座り込みを続けている移住労働者に支援のメッセージを送ってほしい。】。関連:「籠城闘争84-83日目・闘争速報」04.02.08レイバーネット。▼〔再掲〕新刊! 野村保惠『編集者の組版ルール基礎知識』2004年2月、日本エディタースクール出版部、ISBN4-88888-338-6 C2000、本体1800円。1 コンピュータと文字、2 組版ルール、3 行の組版ルール(縦組)、4 ページの組版ルール、5 横組の組版ルール、6 Oxford RulesとChicago Manualの比較、付録1 本の内容構成・文字・約物、付録2 電算植字の歴史。

  • 2月8日 野村保惠『編集者の組版ルール基礎知識』2004年2月、日本エディタースクール出版部、ISBN4-88888-338-6 C2000、本体1800円。1 コンピュータと文字、2 組版ルール、3 行の組版ルール(縦組)、4 ページの組版ルール、5 横組の組版ルール、6 Oxford RulesとChicago Manualの比較、付録1 本の内容構成・文字・約物、付録2 電算植字の歴史。

  • 2月6日 『東京新聞』04.02.05付(特報)に「ベトナム帰還兵が語る 本当の戦争」。【戦場のストレスからイラク駐留米兵の自殺率が高まっている。ベトナム戦争に従軍した元海兵隊員アレン・ネルソン氏(56)も、かつて戦争後遺症で自殺未遂を繰り返した。「本当の戦争はまだ始まったばかり」と惨劇の悪化を予測する。人を殺すことは簡単だ、とネルソン氏は語る。だが、殺した後に本当の地獄が待っているとも。来日中の「戦場の語り部」にイラク戦争、自衛隊派遣を聞いた。(田原拓治)】【「人を殺すのはとても簡単だ。悩む暇なんてない。ただ、訓練で撃つのとは全く違う。殺した瞬間、一つの境界を越えて別世界に入らざるを得ない」/ベトナム派遣が決まった瞬間、うれしかった。何のための苦しい訓練だったのか、がもうすぐ分かる。自分の価値もこれで認められるだろう。同じセリフは、イラク派遣に加わる自衛隊員も口にしていた。/「撃った後、そこに死体がある。やつが殺そうとしたからだ、と自分を正当化しようとした。しかし、吐き気がこみ上げる。上官はそれを見て一人前とほめる。慣れようと、もっと人を殺す。終戦後、外国の傭兵(ようへい)部隊に志願した仲間もそうした心理からだ。人を殺すことで自分を殺していた」〔……〕多くの帰還兵が戦争後遺症で苦しんでいるにもかかわらず、声を上げているのはネルソン氏を含めて一握りの人々にすぎない。/「ベトナムを語れるようになるまで十八年間かかった。帰国後、自分は変わっていないと信じていたが、他人には奇行が分かる。毎夜の雄たけび、いら立ち。妻は夜中、ベッドから出られなかった。夜になると、心がジャングルに逆戻りする私が襲いかねないからだ」〔……〕AP通信によると、昨年自殺したイラク駐留米兵は二十一人で、十八人が陸軍、三人が海兵隊所属。自殺率は十万人当たり一三・五人で、二〇〇二年の陸軍全体の自殺率一〇・九人を大幅に上回る。/米軍は精神医療専門家からなる調査団を現地に派遣。米誌ニューズウィーク最新号によると、調査団は原因として戦闘のストレスや心的外傷後ストレス障害(PTSD)が広がっているうえ、身近に銃器がある環境も指摘。専門家は「非戦闘中の死者十−十五人をなおも調査中」としており、さらに多くの兵士が自殺している可能性もある。/深刻なのは、兵士の帰還後の自殺や家庭内暴力、薬物・アルコール依存症だ。ベトナム帰還兵のうち、自殺者は六万−十万人にも上るとみられている。】。

  • 2月5日 国立歴史民俗博物館開館二十周年記念展示「民衆文化とつくられたヒーローたち アウトローの幕末維新史」、3月16日(火)〜6月6日(日)9:30〜17:00(入館は16:30まで)、国立歴史民俗博物館企画展示室、830円(高校・大学生450円、小・中学生250円)、休館日(3/22・29,4/5・12・19・26,5/10・17・24・31)。【これまで国立歴史民俗博物館は、歴史上の特定の人物に焦点をあてることなく、広く民衆の生活文化史をベースに展示と研究を行ってきました。しかし、民衆とはいっても、アウトローは、研究の対象とはなり難く、これまで展示などにとりあげられることはありませんでした。この企画展示は、従来取り上げられることのなかったアウトローを研究対象として、その成果を展示をとおして公開するものです。/アウトローは無法者・反社会的・反権力的存在が災いして、正史ともいうべき歴史学その他のアカデミズムから阻害されつづけているため、歴史研究で取り扱うには、種々の困難がともなっていました。/しかしながら、かつては稗史(はいし)と呼ばれる歴史があったのです。お上の「正史」の向こうを張って、博徒・侠客・浪人・漂白の宗教者・芸能者などのアウトローたちが、主役となって活躍する歴史です。なかでも、わが国の歴史上、幕末維新期は稗史の主人公が主役を演じた全盛期でした。彼らは読本に書かれ、錦絵に描かれ、歌舞伎で演じられ、講釈や浪曲で語られ、そして民衆のヒーローとなって彼らの意識の中に沈潜していったのです。/この企画展示はこうした稗史の中の博徒や侠客から、歴史を語り直したいと思っています。とくに彼らの活動をとおして、幕末維新に歴史学のふるいをかけてみます。文献史学の手法を駆使して、歌舞伎や講談の中で活躍したアウトローに密着固結した虚実の皮膜を一枚一枚はぎ取りながらアプローチしていこうとするものです。/展示の具体的な構成は、第一部が「アウトローの時代と社会」で、「史記」「水滸伝」をキーワードにアウトローの誕生する思想的淵源を探り、絹繁盛や賑わう宿・湊・河岸から、アウトローの生きる社会的基盤をとらえます。/第二部は「アウトローの群像」。国定忠治や清水次郎長、あるいは「天保水滸伝」に登場する面々など、ヒーロー化していったアウトローたちの虚から実へと迫ります。また、アウトローが正史に躍り出た明治維新とは何であったのかを、抹殺された博徒から考えます。/第三部は「つくられたヒーローたちとメディア」として、アウトローたちがいかにしてヒーローに仕立て上げられていったかを、講談・浪曲・芝居・映画など、多彩なメディアをとおして分析します。】。

  • 2月4日 「「平和の訴え裏切り」/陸自本隊出発 沖縄戦語り部ら怒り」04.02.04沖縄タイムス / 「<イラク派遣>留学生ら思い複雑」04.02.04琉球新報。▼小此木政夫監修・東北アジア問題研究所編『在日朝鮮人はなぜ帰国したのか』2004年2月、現代人文社、ISBN4-87798-186-1 C0036、本体1700円。▼『現代詩手帖』2004年2月号に、吉本隆明「詩学叙説」。[正]七五調の喪失と日本近代詩の百年・[続]初期象徴詩の問題([正]は、初出『文學界』2001.02の再録)。

  • 2月3日 『民族時報』第1026号04.01.21付に「イラク派兵反対 国会前で闘争宣布大会/国民行動 同意案阻止宣言 汎民連はハンスト継続」、【韓国政府が昨年末、イラクへの韓国軍追加派兵(三千人規模)を決定し、国会に同意案上程の動きを見せているなかで、三百五十一の市民・社会団体でつくる「イラク派兵反対非常国民行動」(派兵反対国民行動)は六日、ソウル市ヨイドの国会前で「イラク派兵同意案国会通過阻止!新年闘争宣布大会」を開き、市民や学生ら約千人が参加した。〔…〕/全国民衆連帯の鄭光勲常任議長はあいさつを通して、イラクに韓国軍を派兵することは米国の代理戦争を自ら招くことであるとして、イラク派兵反対、米国の代理戦争反対の意志を堅持することを訴えた。「ナヌムの家」(京畿道)の元日本軍「慰安婦」のカン・イルチュルハルモニ(七十六歳)は「(植民地時代に)国がなくて、日本に引っ張られた」「イラク戦争に反対する」と叫んだ。/昨年十二月上旬から国会前でハンスト闘争を継続し、この日で二十七日目になる汎民連南側本部の李キュジェ副議長は「ベトナム戦争で米国を助けるために派兵したことがどれほど誤りであり、恥ずかしい歴史であったか」と述べ、恥ずべき歴史を繰り返してはならないと訴えた。/大会では、決議文を通して「派兵案が処理された場合、盧武鉉政権や同意した政党、議員は国民的審判を免れることができないだろう」と警告した。〔……〕】。関連:同紙同号「イラク派兵同意案国会通過阻止闘争決議文」

  • 2月2日 『佐賀新聞』04.01.29付の連載「はるかなる隣人―日朝の迷路第8部(3)」に対談〈石丸次郎氏VS蓮池透氏〉(下)、【石丸次郎 (家族会の)支援団体「救う会」はいろいろな人を抱えている。ある幹部は、日本が核武装すべきだと言ったり、(金正日)政権を打倒しない限り拉致は解決しないと言ったり。/わたしの住んでいる大阪の「救う会」のホームページを見ると「経済制裁で金正日政権をつぶし拉致問題を解決する」「経済制裁を阻むものは謝罪外交、土下座外交」「戦後に終止符を打ちましょう。教科書問題、靖国問題、拉致問題…」と書いてある。/別の政治目的を持った人が拉致を利用しているようにも思う。その中で世論が形成されていく現実に憂慮を覚えている。核武装、靖国まで出てくると、拉致被害者を応援したいが拉致問題についていけないという人がわたしの周りにも多い。//蓮池透 それは、わたしも憂慮している。わたしたちは、拉致された家族を取り返したいと運動しているわけで、その気持ちを了解してもらって、その一点で支援していただきたい。わたしも靖国の専門家でないし、触れたくない。北朝鮮打倒に拉致を利用するというのは不服。ごく一部の特殊な人がやっている運動と思われても嫌だし、国民運動にしないといけないと思うから。〔……〕わたしたちは政権を打倒するのが目的ではなく、家族を取り戻すのが目的なのははっきりしている。北朝鮮つぶしのために拉致を利用するなら拉致問題が終わらない方がいいわけで、それでは困る。わたしはそう簡単に崩壊するとは思っていない。仮に打倒したら、混乱状態の中で誰が助けに行くのか。】。関連:「第8部(1)=対談(上)」.01.27付 / 「第8部(2)=対談(中)」.01.28付。

  • 2月1日 ▼屋名池誠『横書き登場 日本語表記の近代』岩波新書、2003年11月の書評リンク集。かねたく 03.12.01 / k-kana「横書きは多様性の獲得」03.12.05 bk1 / 金沢賢 03.12.05 / 夏井睦 03.12.17 / かつらちあき (日付不明) / ヨネ「偶然のなかの書記,唯物論的な偶然──を資料の駆使してえがいたすごいお仕事」04.01.13 bk1 / 佐倉統「なぜ左から書くのか」04.01.18読売 / 津野海太郎「タテヨコは共存共栄していくらしい」04.01.25朝日。関連:書評掲載紙一覧〔岩波書店のサイト〕。▼再掲、森洋介「一九三〇年代匿名批評の接線 杉山平助とジャーナリズムをめぐる試論」〔04.01.25 【書庫】〕。目次/一 小林秀雄の匿名批評禮讚/二 汚名に塗れた無名氏・杉山平助/三 匿名批評の時代としての一九三〇年代/四 私批評に抗する社會性/五 常識論とジャーナリズム論からの接近/六 ジャーナリズム批評における口承性/註。